日々の思うこと

絵、イラスト、漫画、アニメが好きです。そんな内容を書いています。

「手帳で夢をかなえる全技術」を読んだ感想【読書レビュー】

 

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「手帳で夢をかなえる全技術」高田晃著 表紙

毎年手帳に悩んでいましたが、ここ4年ほどは、仕事用手帳としてダイゴーE1681(ブラック)を愛用していました。

マンスリーの下にガントチャートがあり、プロジェクト管理がしやすかったからです。

 

A5変形サイズでうすいタイプなので、デスクでも幅を取らないのが良かったです。

プライベートの予定は書かない手帳なので鞄に入れて持ち運ぶことはありませんでしたが、会議にもっていくときはかさばらないので楽でしたね。

  

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ダイゴーE1681(ブラック) はこんな感じ ガントチャート便利~(^^)

 

しかし、働き方が変わって在宅勤務になり、さらにこれからは自分のやりたいことを仕事にするため、業種も変わる予定です。

 

今までの手帳が合わなくなるな…と思い、手帳探しをしていたところ、「手帳で夢をかなえる全技術」の著者 高田晃氏のYoutubeチャンネルにたどり着いたのが、出会いのきっかけでした。

 

「手帳で夢をかなえる全技術」は、読みながら付箋を貼ったり書き込みをしたり、まるで勉強しているかに読みました(笑)


それくらい、得るものが多い一冊でしたので、さっそくレビューさせていただきたいと思います(^^)

 

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◇ひとことコメント


手帳ハウツー本の域を超えて、人生目標をかなえる方法のひとつを提示してくれる本です。きっと私は何度も読み返し、自分の手帳と照らし合わせることでしょう。
夢や目標がある方は是非読んでほしいです!

 

◇項目別レビュー

タメになる:★★★★★
また読みたい:★★★★★
人に薦めたい:★★★★★

 

◇良かった点

 

実体験に基づいた手帳術

高田晃氏が長年使ってきた独自の手帳術が記されています。一般的な手帳と大きく違う点は、高田晃氏の手帳は予定を書き込むだけの手帳ではないこです。

 

”将来の目標に向かって毎日着実に努力を重ねるために必要なこと”を、日々振り返り明日の計画を立てる手帳です。

 

週刊、月間、年間、はてはその先の3年後のなりたい自分を、手帳を通して未来設計することで、おのずと自分を律するような使い方をする手帳です。


自分が本当にやりたい事や自分とは何者なのかを考えられるようになります。

 

予定を書き込むためのツールとして手帳を使われている方には目からうろこの使い方が盛りだくさんです。

 

具体的な使い方は、私のへたくそな説明では伝えられないかと思うので、ぜひ本編か高田晃氏のYoutubeチャンネルをご覧ください(^^;)

 

バレットジャーナルやCIITA手帳、ジブン手帳やロルバーンを使いこなしている方は、ピンとくる使い方かと思います(^^)

 

▼高田晃氏流 「手帳を使う意義的」な動画です

www.youtube.com

 

 

手帳活用を実践する理由と、得られる効果がわかる

高田晃氏が実践してきた内容なので、本人がこの活用法を取り組んだ結果どういう変化があったかが具体的に記されています。得られる効果のひとつとして実体験を提示してくれているので、自分に置き換えて考えられるし、実践したくなります。

 

著者が使用している手帳画像や図解が豊富

実際の手帳リフィルを掲載してくれているので、どんな風に使っているのかイメージしやすいです。


高田晃氏以外の方の手帳画像も掲載されていたので、自分に近いライフスタイルを送っている方のリフィルも参考にできます。


また、説明を補足する図解や、章の最後に要点をまとめたリストを掲載してくれているので、読みながら自然と復習できる構成です。

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実践できるよう、わかりやすい図解つき

 

失敗談や仕事効率化の豆知識も載っている

高田晃氏は会社経営をする傍ら、ご家庭を大切に、趣味も全力で取り組まれている方です。


「手帳で夢をかなえる全技術」を読むと、今のような生活になるまでには、たくさんの試行錯誤を重ねられてきたのがわかります。


そこから学んだ「仕事術」を、失敗談を交えて掲載してくれています。
ビジネスパーソンとして成長したい方は、とても参考になるかと思います。

 

手になじむ紙質で、書き込みしやすい

電子書籍の発売がかなり先でしたので、私にしては珍しく紙の本を購入しました。


表紙の質感はざらっとしたクラフト紙のような触り心地で、手になじむ紙質でした。私は付箋を貼ったりボールペンで書き込みをしたのですが、本文用紙も書き心地が良く、めくるときの抵抗感もちょうどよかったです。

 

紙の本ならではの、手に持って読む楽しさを実感できる本でした(^^)

 

高田晃氏のYoutubeチャンネルで内容を復習できる

私が高田晃氏を知るきっかけになったのも、Youtube動画でした。


本に書かれていることと重複する内容もありますが、ご本人が実際に話す動画を見ると、本で読んだことがさらに頭に入るかと思います。私はYoutube動画を先に視聴していたので、逆に本で読むことが復習として役に立ちました。


Youtube動画でも、高田晃氏の実際の手帳の中身や過去の手帳の使い方などもお話しされています。


単なる手帳活用以外に、たった一度の人生をどう楽しむかというテーマを学ぶことができますよ。

 

▼高田晃氏のYoutubeチャンネル

www.youtube.com

 

◇残念な点

なし!

 

◇こんな人におススメ

市販の手帳が自分と合わず、うまく使えていないと感じる方
将来の夢や目標を持っている方
仕事とプライベートを両立させたい方、ビジネスパーソンとして成長したい方

 

◇まとめ

今年の手帳探しでさまよっているときに見つけた高田晃氏のYoutube動画がこんなに参考になるとは…。しかも手帳の活用方法も、まさに私が目指していた手帳なのです!

 

冒頭で言い忘れていましたが、高田晃氏はほぼリフィルを自作されています。はじめは私も、「自作なんてめんどくさいよ~市販で合うやつ探そう」と思っていたのですが、これがなかなかないんですね(笑)

 

結局、高田晃氏のように自作したほうが早かったというわけですw

 

単なるハウツー本ではなくて、人生をどう歩むかのお手本となる本でした。
手帳術には収まらないたくさんのことを教えてくれる一冊です。

 

きっと今の時代、自分のやりたいができていない方って、私を含めてたくさんいると思うんですね。そんな方にはぜひ時間を作って読んで頂きたいです。


自分とは、将来の自分はどうありたいか、を見つめるきっかけになるはずです。

 

文体とレイアウトも読みやすいので、お忙しい方でも負担なく読めるかと思います。
お昼休みや通勤の合間によかったらぜひ(^^)

 

最後に、「手帳で夢をかなえる全技術」を参考にしてつくったマイ手帳を載せさせてください~(笑)

 

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Seriaのカスタマイズできる手帳A5サイズを使用。表紙はダイソーマステで自作…万人受けしない模様なのはわかっています(笑)

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モチベが上がるように開いてすぐは自作イラストを。

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ベースはSeria手帳リフィルを使ってます。

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自作リフィル 右が読書レビュー、左がブログアップ管理表

他にもデイリーリフィルとか目標達成チャートとかメモファイルとかいろんなリフィルを挟んでます~!そして画像を小さく掲載する方法がわからず、、、お恥ずかしい内容までさらしてすみません(;´・ω・)

 

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!

それでは今日はこの辺で~(^^)
 











【お絵描き】オリキャラ色ラフ+作業進捗

やるべきタスクが終わってないのにお絵描きに逃げました、naoです(=゚ω゚)ノ

 

ひと月くらい前にラフ画だけ描いて放置してた絵を、気まぐれで色ラフしてみました。ラフ画を描いてた時に背景があまりにも決まらなくて、こちらはVer.3くらいのものです(笑)

ラフやってた当時、”これだ!”と決めた背景があるんですが、やっぱりこちらの背景のほうが魅力的に…多少は見えるような気がして…。こちらの背景で完成までもっていこうかと思ってますので、頑張ります(#^.^#)

 

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色ラフ+背景線画ラフ

 

 作業画像も載せさせてください~次こそは作業動画を撮っておきたいと思います( ;∀;)

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ラフ画

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キャラ線画

背景は色トレスの予定。色が終わったらキャラ線画の線の太さも微調整したいです><

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色ラフ どすどすと雑に色を置きました(笑)

キャラの表情が理想からずいぶん離れてしまった…顔の描き込みをするときに調整してみます~。ネックレスモチーフはこれからクロスモチーフに変更しますm(__)m

 

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影ちょっとつけた+背景ラフ画

こんな雑な進捗とイラストですが、完成したらアップさせてくださいm(__)m需要ないとは思いますが、自分のためにも次回から作業動画を撮ろうかなと…。

 

ここまで見てくださってありがとうございます(^^)

もしお絵描きされてる方いましたらぜひよしなに~m(__)m

 

 


ペイントツールのスタンダード【CLIP STUDIO PAINT PRO】

なんにもしたくない日(日記)

今日は休日でした。
仕事の日と同じ時間に起きられたし、やりたいこともたくさんあったのでやるべきなんですが…何もしたくありませんでした(笑)

本を読んだり、猫の遊び場を作るために材料を買いに出かけてDIYしたり、Youtubeで日本史を勉強したりしていました。

その延長(?)で、だらだら日記を書こうかと思いますm(__)m

 

今日予定していたのは…

①創作漫画の文字シナリオ作成
②読書レビューをつける
③ハロウィンイラストを描く

 

19:00現在どれもやっていない( *´艸`)

しかもタスクを完了していないのに、読みたかった本を読みだしてしまいました(^^)
ちなみにユリイカ2020年9月号 女オタクの現在』です。

 

まだ途中ですがかなり面白いです!
私が日ごろ考えている「現代における”オタク”とは」とか、
「BL界のいま」などを切り取っていて、とても興味深く読めます。

さらに、複数の執筆者がいるので様々な角度から考察を読めるのが楽しいですね。

上記3つのタスクが終わったら本腰を入れて読みたいな(^^)


本の話題を出したのでついでに…
もはや講義だと思うくらい内容の濃い考察動画を挙げられているYoutuber「令和TV」さんが好きで、実は今日もず~っと見ていました(笑)

令和TVさんの最新動画「結局のところアカシックレコードって何なの?」で取り上げられたエドガー・ケイシーについて調べてみたくなりまして(^^;)

 

昔から、民俗学から派生して都市伝説系の話も大好きでした。もちろん「ムー」も読んでいましたよ(笑)

 

なので、エドガー・ケイシーの名前は知っていましたが、彼がどういう人物かは全く知らず…。ささっとウィキで調べたところ、預言者&心霊診断家なんですね。そして令和TVさんによると、アカシックレコードを世に広めた人物だとか。

 

う~~~ん、いろいろエドガー・ケイシー関連の本を読んでみたいけど、積読本がたまってきてしまう~~(;´・ω・)

 

じゃあどんどん本を読めばいいということになるのですが、絵と漫画も描きたいのです。

 

絵描きって、過酷ですよね。
描きたいものがあって、描いてる最中はめちゃめちゃ楽しいし、描き終わったあとは落ち込んでるときでも気分が良くなりますよね。

 

けど、手を動かして、時間を費やさないと絵は完成しないのです…。

 

疲れていたとしても、本を読みたかったとしても、絵を完成させるためには手を動かさないといけないのですよ…。

 

最近オーディオブックを導入しようかとも思っているのですが、どうしても文字で楽しみたい文学は文字で読みたいなと思ってしまってなかなか手を出せずにいます。

「聞きかじりでいいや」とか、「知らない作品だからまずは聞き流しで~」ていう作品は、Youtubeで朗読動画を流しながら絵を描いています。

 

…これが不思議なんですが、内容が頭に入ってくる声と話し方をされる方の朗読は、
作業用BGMでつけていてもしっかり脳内で情景が浮かびますね。文字を読んでる感覚で聴けます。けど絵を描く作業の邪魔にはならないという不思議…。声って不思議ですね(^^)


今日は本当にただの日記です(笑)べらべらしゃべってすみませんm(__)mまた絵を描いたり、読書レビューをまとめたら更新しに来ますね。

 

せっかくなので、話題に出した「令和TV」さんと「西村俊彦の朗読ノオト」さんのYoutubeチャンネルリンク貼っておきます~(^^)


良かったらぜひのぞいてみて下さい、おすすめですよ~~

それではこのへんで(^^)☆彡

 

▼令和TV

www.youtube.com

 

▼西村俊彦の朗読ノオト

www.youtube.com

 

創作漫画のキャララフ①

描きたいなあと思っている創作短編漫画のキャララフです。それ以上でも以下でもないです(笑)汚くてごめんなさいなんですが、進捗を載せさせてくださいm(__)m

そのうち決定稿も載せたいなあ…

…それより部屋とか水槽のレイアウトのほうが重要かもしれん。

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平凡だけどちょっと変わってる主人公

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むしろ主人公?な人魚ちゃん

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アマ〇エ様に見えてきたけど、違いますよ

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人間らしくない目もと。左のらくがきの子は無関係です。

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人魚ちゃんが頻繁にする擬態

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人魚ちゃんが気まぐれでする擬態。芸能人とかが多い

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人魚ちゃんのご先祖様~

こんならくがきをつらつらと投稿してすみません…ほんとに短い短編漫画を描きたいと思っているので、近いうちに進捗を更新いたします。

 

もし創作活動などされている方いましたらぜひよしなに~(^^)

ここまで読んでいただきありがとうございます!

それでは今日はこの辺で~☆+;*。

 

【漫画レビュー】「と、ある日のすごくふしぎ」宮崎夏次系著

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「と、ある日のすごくふしぎ」宮崎夏次系著 表紙

私が宮崎夏次系の初単行本「変身のニュース」を読んで度肝を抜かれたのは、もう9年前になります。そこからずっと好きなのですが、私の周りに宮崎夏次系という漫画家を知っている人はいません。(現在進行形)


「宮崎夏次系の初の続きものの単行本がでてね、『培養肉くん』っていうんだけど…」

と語りだすや否や、妹はおぞましいものを見るような顔をして
「なにそれ?あんまり大きな声で言わないほうがいいよ」と言う始末…。

 

あんなにヴィレッジヴァンガードに平積みされて「この漫画がスゴイ」的な賞にランクインしてるのに、どうして私の周りには宮崎夏次系を読んだことがない人ばかりなのだろう…人生を損をしているぞ。

 

さて!愚痴を言ってしまいましたが、今回の新刊も新しい宮崎夏次系を知れた気がするので、さっそく感想レビューを始めたいと思います(^^)♪


もし宮崎夏次系という漫画家を初めて知った方や、気になっていたけどまだ読んでいない方は、今回の新刊『と、ある日のすごくふしぎ』が読みやすくておススメです☆彡

ページ最後にリンクも貼っておきますので、よかったらご参考くださいませ~♪

 

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漫画レビュー「と、ある日のすごくふしぎ」宮崎夏次系著

 

◇ひとことコメント

本作も最高。後味の悪い作品はひとつもありません。SF雑誌での連載や続き物の「培養肉くん」を経たためか、今までに比べてマンガ的表現が増えた気がします。

 

◇項目別レビュー

面白い:★★★★★
また読みたい:★★★★★
人に薦めたい:★★★★★

 

僭越ながらわかりやすくするためにつけさせていただきました…!
あくまで個人の感じ方ですのであしからずm(__)m

 ※「漫画」「マンガ」の二種類の表現を使用しておりますが、別個の意味があるわけではありません。統一されていなくて申し訳ありませんm(__)m

 

◇良かった点

短編なのに、読後感はサイコー!
まずはじめに、「と、ある日のすごくふしぎ」は短編集の漫画です。どれも10ページほどの短編ですが、お話がまとまっていて読みやすいです。

 

多すぎず少なすぎずの絶妙なページ数で、ここまで読後感のいい短編を量産できるのは、宮崎夏次系ならではの才能ではないかと思います。

 

移動時間や昼休みなど、スキマ時間の読書におススメです!

 

進化する、宮崎夏次系の表現

宮崎夏次系作品の持ち味は、そのシュールな絵柄と不安定な世界観だと思っています。そして、そんなルックスをしているマンガなのに、読んでみると哲学要素がこんもり詰まっている。そんなびっくり箱のような作品を描き上げる漫画家なのです。


初期作品では、世界観を引き立たせるような、直線で四角く囲むコマ割りでした。

その四角い枠からにじみ出る不安定な世界観を楽しめるのですが、「なくてもよくて絶え間なくひかる」(単行本 2018年発売)あたりから、ぶち抜きコマやキャラクターの感情によって線画のタッチを変えるなど、初期作品には見られない表現が増えてきました。

 

いままでは、直線の枠のなかに細く強弱の少ない線で描かれた背景とキャラクターで埋め尽くされていました。そこからひしめき出す、キャラクターの不安定な感情や、哲学を感じさせる壮大なストーリーを楽しむことができます。


このように、見ためと内容とのギャップが、びっくり箱のような驚きをもたらしていました。(ちなみに、初期作品を読んでる最中は強烈なトリップ感を楽しめます(笑))

 

そして最近の作品では、キャラクターの感情に合わせてあえてガサガサした線画にしてみたり、ぶち抜きコマを効果的に使ったりしています。これにより、初期作品のびっくり箱要素が失われたかと言われたらそうではなく、むしろ進化していると感じます。

 

理由は、内容に合わせて見ために変化を付けたことにより、作品の内容がダイレクトに脳内に伝わるようになったと感じるからです。

 

そして、読み取るのが難しい不安定なキャラクターの心情も、読んでるうちに自然と感情移入できるようになるのです。

 

つまり、初期作品こそ”知る人ぞ知る名作”的存在だった宮崎夏次系ですが、視覚的に伝わりやすい「漫画的表現」を取り入れたことにより、もっといろんな人が楽しめる作品に進化したのではないかと思うのです。

 

私のようなこじらせたオタクだけじゃなく、今以上に幅広い世代の方に読んでいただけるかもしれません。

 

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躍動感のあるコマ割り(本編より抜粋)

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大胆な見開き構成(本編より抜粋)

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右が感情爆発Ver,左が通常Ver(本編より抜粋)

洗練された白~グレー~黒の画面作り

宮崎夏次系は、白と黒の漫画構成がバツグンにうまいなと思っています。

絵の技量のはなしではなくて、モノトーンでコマ内の情景を伝える力があるということです。

 

絵を描く人ならわかると思うのですが、たとえばデッサンをするとき、どこからが黒でどこからが白なのか、表現するのは難しいものです。


私たちの目は光の三原色により、脳内で認識する映像はカラー映像です。それをあえて白と黒の濃淡に落とし込むのって、簡単なようでいて実はとてもセンスが必要なんですね。

 

こと漫画となると、そのセンスの力量の差は大きいのです。
「漫画」という表現方法は、ルールがありません。たとえば、青空を黒でぬっても白で表現してもいいのです。もちろんグレーだってかまわないのです。

 

重要なのはここからで、「ストーリーやキャラクターの心情が伝わる青空にするには、どう演出するか」がポイントなのです。黒い青空をもってくるのと白い青空を持ってくるのでは印象が異なりますよね。


要は、この白と黒の使いどころが、宮崎夏次系ははちゃめちゃに上手なんです。

個人的感想ですが、漫画の神様と言われている手塚治虫を彷彿させますね…。

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鳴り響く電子音とシルエットが緊張感のある一コマ(本編より抜粋)

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少女を覆う影と謎のセリフで不穏さが増している(本編より抜粋)

以上のことから、昔からファンの方も宮崎夏次系の新たな一面を楽しめますし、初めて読む方は抵抗なく楽しめると思います。冒頭にもお伝えしましたが、初めての宮崎夏次系にはぴったりの一冊かともいます。


そして長々と語ってしまった「漫画表現の無限大さ」についてはいつか自分なりにまとめたいと思っています~m(__)m

 

変わらない、宮崎夏次系らしさ

初期作品と比較して、新たな進化についてを力説しましたが、もちろん宮崎夏次系らしさは健在です。


星の王子様の挿絵のようなタッチなのに、読んでいくと哲学やSF要素がてんこ盛りでうならされます。そしてキャラクターの感情がみずみずしい!しかも強烈に心に刺さる!(宮崎夏次系ファンの方なら、きっとわかる感覚なはず…!)

 

デビュー10年とのことですが、ずっと変わらない”らしさ”と進化していく”作品力”を感じられる一冊でした。

 

◇残念な点

すでにお分かりかと思いますがありません(笑)本作も最高、満点!

 

◇こんなひとにおススメ

全人類におススメしたいところですが、ここはまだ宮崎夏次系を読んだことのない方向けに、入門書としておすすめいたします!

初期作品は、考えさせられたり解釈に悩むようなものもありますが、こちらは読み終わったとの爽快感がすさまじいので、自信をもってどなた様にもお勧めできる一冊です!
(でも初期作品もとっても良いから読んでほしいな…)

 

◇まとめ

本当に、宮崎夏次系という漫画家に出会えてよかったなと思っています。
本作でまさかこんなにも爽快な読後感を味わえるとは思っていませんでした。
そういった意味で、まだ宮崎夏次系流のびっくり箱スタイルは続いているのかもしれませんね(笑)

こんな拙い言葉で語ってしまいましたが、宮崎夏次系「と、ある日のすごくふしぎ」の魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。


宮崎夏次系については近いうちにまた語りたいと思いますので、もし同志がいらっしゃいましたらぜひよしなに~(^^)

 

余談ですが、いつか「漫画の魅力」を自分なりに文字にしてまとめておきたいな~~~と思っています、わなかなか取り組めてないのですが…(^^;)漫画って奥が深いですね~~~☆彡;*。+


それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
よければ読者登録やいいね!を押していただけたら嬉しいです(^^*)

それでは今日はこの辺で~


と、ある日のすごくふしぎ 著者 宮崎 夏次系


ハニーズ オンラインショップ

【お絵描き】ひま食堂 まきたひまるくんを描いてみた~

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ひま食堂 Vtuber 蒔田陽丸くん描いてみた

Vtuberのひま食堂、蒔田陽丸くん描いてしまいました(´ω`*)制服間違っててごめんにゃ…作業ログも録画しておけばよかった。。。

 

▼使ったもの

・メディバンペイント

ipad pro

 

次はちゃんと蓮太郎さんも描かせていただきます…!

 ▼ひま食堂さんのYoutubeチャンネルはコチラ

www.youtube.com

 

ところで、私は腐女子属性も含むいわゆる女オタクです。二次元だけじゃなくて、”ナマモノ”と言われる三次元の方々にもはまれる人間です。(芸能人とかアイドルとかですね)

 

そんな女オタクとVtuberって、すごく親和性がいいと思うんですよね。

 

いつかまとめて書き留めておきたいのだけど、三次元にはまる女オタクというのは、「男同士がふざけて仲良くしてる~wなんかほほえましい」がはまるきっかけだと思うんですね。もちろんそれ以外のはまり方もありますが、私はまさにこれです。三次元ということは人間で、歳を重ねていくのですが、見てくれが問題ではないのです。

 

「あななたちの関係性にはまったのです!」

そう、若く美しい時期を過ぎたおじさんと呼ばれる男性であっても、ナマモノジャンルでは萌え対象なのですよ。

 

そんなナマモノジャンルもイケるぜ!って猛者たちには、Vtuberってかなり親和性が高いと思うんです。だって、普段の人間がかもすわちゃわちゃ感はそのままで、その人間に合わせたアバター(たいがいイケメン)が動いてくれるんですから。

関係性の良さ(三次元)×見た目の良さ(2次元)ときたらはまらないわけがない。

 

加えて、わたしはMMD大好き、セルルックアニメ大好き、自分でもLive2Dを作るくらい3Ⅾキャラクターに魅力を感じているし、むしろ科学的にも文化的にも未来を感じているんですよね。Vtuberといってもいろんなタイプがいますが、Vtuberの先駆けとなったキズナアイさんが3Dモデルを使っていたことから、Vtuberといえば3Dキャラクターと言ってもよいのではないでしょうか。

 

もちろん2Dで活動されてるVtuberさんも大好きです!いいですよね、イラストタッチのキャラクターが動くなんてロマンがあります!Live2Dサイコー!

 

私の場合、自分の「スキ!」が全部詰まったVtuberという世界、女オタク(腐女子視点含む)な私がはまらないわけがなかった…。

 

ということで、ひま食堂が好きです( *´艸`)(笑)あとカナハルさんも好きだな…。またファンアート描くと思うので、見てもいいよって方はぜひよしなに~m(__)m

 

【補足】

このページで語ることは全て個人の意見ですのであしからずm(__)m

ナマモノと一口に言いましたが、いろんなはまり方がありますよね。自分と相手の関係性にきゅんと来る方もいらっしゃいますし、わたしのように相手とその友達の関係性にきゅとくる方もいらっしゃいます。

 

前者の方はソロで活躍されてるVtuberさんと親和性が高いのかもしれません。私は後者のタイプなので、ひま食堂のように二人組で活躍されてるVtuberさんにグッときます。

このへんの感じ方の違いも、いつか文字にできたらな~と思っておりますm(__)m

 

朝からなにを言ってるんだわたしはww

それでは今日はこの辺で~見て頂きありがとうございました(^^)

 

 

 


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書籍レビュー「古事記で謎解き ほんとにスゴイ!日本」ふわこういちろう著

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書籍レビュー「古事記で謎解き ほんとにスゴイ!日本」

私は民俗学に興味があるのですが、恥ずかしながら古事記神道に詳しくなくてですね…。まずは日本とはなんぞや、というざっくりとしたところから理解したいと思って、古事記で謎解き ほんとにスゴイ!日本」ふわこういちろう著を手に取ってみました。自分の読書レビューとして、感想を残したいと思います。

 

 

◇ひと言コメント

現代日本人から見ても、日本の成り立ちは興味深く、不思議なことだらけだな~と思いました。著者のふわこういちろうさんのように、お米を食べて神社に行きたくなりました(^^)

 

◇項目別レビュー

面白い:★★☆☆☆
また読みたい:★☆☆☆☆
人に薦めたい:★★★☆☆

 

僭越ながらわかりやすくするためにつけさせていただきました…!あくまで個人の感じ方ですのであしからずm(__)m

 

◇良かった点

図解やイラストがあり、各章がコンパクトにまとまっている

古事記や日本史が詳しくないわたしにとって、この書き方はとても助かりました。
最初から最後まで、眠くなりませんでした(笑)

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中表紙に掲載されるイラストは各章で扱う内容のダイジェストになってます!


口語体なのですらすら読める

ふわこういちろうさんが実際に語ってくれているような文章なので、
堅苦しくなく、頭にスッと入ってきます。
読んでいて「へ~~!そうなんだぁ」と素直に感動できました。
所要時間2時間あれば読めちゃいます♪

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本編より抜粋 まとまりがあって読みやすい


日本人が目に見えないものを大切にして暮らしてきたのがよくわかる

古事記神道そのものを語るのではなく、昔の日本人の考え方が、現代にどう受け継がれているかを語ってくれます。”むかしむかし”の話だけでなく、それ以降の時代のようすや考え方の変遷を知ることができます。

 

神社の歴史や意義がわかる

著者のふわこういちろうさんが神社がお好きなこともあり、神社のちょっとした豆知識などが語られています。また、神社とお寺の違いだったり、祀られている神様についてなど、とても興味深く読ませていただきました。
神社は私たちの身近にあり、たくさん建てられているのに、知らないことだらけだな~と感じました。

 

これを読んで、神様が神社を通して今でも私たちを見守ってくれてるんだなと、
過去と現在のつながりが感じられました。

 

天皇(皇族)について、尊敬の念を持てる。

天照大神の子孫である天皇についても、ふわこういちろうさんの視点で書かれています。


みなさん、ご存じでしょうか…天皇は普段なにをされているかということを…。


恥ずかしながら私もこの本で知ったのですが、なんと人生を通して毎日、私たち日本人の平和と安全を、神様に祈り続けているらしです(´;ω;`)ウゥゥ

 幾重にも重なった重たいお着物を着て、寒い中何時間も正座をして、祈り続ける行事があるそうです…。そして神嘗祭といって、その年に取れた新米を神様に召し上がっていただく行事のために、皇居の中では天皇御自ら田植えをなさっているそうです…!

 

ちなみに、その神嘗祭はつい先日「10月17日(土)」に行われました~(^^)伊勢神宮では雨の中、和装をした神宮さんたちが祭事を執り行う様子がインスタグラムに上がっておりました☆;+。

 

他にも天皇について初めて知ることばかりです…!天皇誕生日建国記念日には、感謝の気持ちを天皇に送りたくなりました(^^)

 

日本のなりたちが大枠で理解できる
三種の神器天皇天照大神、神社と、それぞれのつながりがわかります。


出雲大社には三種の神器のひとつ、八咫の鏡が祀られていますが、そこにたどり着くには二人の姫神様の長いながい旅があったのです…!

 

一見ばらばらのように見えますが、歴史はすべてひっくるめて成り立っているのですね…。そのごく一部ですが、大枠で歴史のつながりが理解できる内容となっています。

 

戦後教育を残念に感じる
私たちは、学校の授業で古事記天皇の歴史を知る機会がなくなってしまいました。
戦後のGHQ改革で、教育内容をも変更させられてしまったんですね。

そのせいで、日本人の誇りとか、考え方が今の私たちはわからなくなってしまったのです。

 

最近よく耳にする、「着物警察」もその一環ではないかと思います。一度日本は、歴史から「着物」という文化が消えました。伝統的な民族衣装にもかかわらず、着方がわからない人のほうが多いのはそのためです。


また、特別な日にしか着ないものという認識が定着してしまっています。そのおかげで、着こなしを目ざとく注意する「着物警察」なるものが生まれてしまったのではと、
私は考えています。

 いいじゃないか、着物だって ”ただの服”なんだから(笑)
…このへんのことはまたいつか…(´ω`*)

 

◇残念な点

ちょっとだけ残念なのは、内容が少しライトなことかな…
私のように、入門書として読むにはぴったりだし、雑学としても楽しめますが、すでにお詳しい方には物足りないかもしれません(^^;)

 

◇まとめ

着物のはなしで横道にそれてしまいましたが、日本の成り立ちから現代の私たちにどうつながっているかがわかる1冊でした!

 

科学が進んだ現代でも、神様は見守ってくれるんだなと、”むかしむかし”が今日に繋がってるんだと感じます。

 

日々の暮らしを見つめなおしたくなる、おすすめの本です♪来年は近くの神社にお参りに行ってみようかなと思います(^^)

 

◇こんな方におススメ
古事記に興味が持てない方(楽しく読めるきっかけになります♪)
・日本文化に興味がある方の入門書として!
・神社や天皇の雑学を知りたい方

 

わたしでも楽しく読めたので、「古事記はちょっと…」と嫌煙してる方も、
きっと興味を持って読めると思いますよ(^^)

私たち”日本人”として、日々の暮らしを見つめなおすきっかけになる1冊でした~!

 

こんな感じで、民俗学系の本も読みます(笑)
これからも気ままに読んだ本の感想レビューをつづりますので、ご興味持っていただけた方はぜひよしなに~(^^*)

 

それでは今日はこのへんで~

 

 



古事記で謎解き ほんとにスゴイ! 日本



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