創作漫画のキャララフ①
描きたいなあと思っている創作短編漫画のキャララフです。それ以上でも以下でもないです(笑)汚くてごめんなさいなんですが、進捗を載せさせてくださいm(__)m
そのうち決定稿も載せたいなあ…
…それより部屋とか水槽のレイアウトのほうが重要かもしれん。
こんならくがきをつらつらと投稿してすみません…ほんとに短い短編漫画を描きたいと思っているので、近いうちに進捗を更新いたします。
もし創作活動などされている方いましたらぜひよしなに~(^^)
ここまで読んでいただきありがとうございます!
それでは今日はこの辺で~☆+;*。
【漫画レビュー】「と、ある日のすごくふしぎ」宮崎夏次系著
私が宮崎夏次系の初単行本「変身のニュース」を読んで度肝を抜かれたのは、もう9年前になります。そこからずっと好きなのですが、私の周りに宮崎夏次系という漫画家を知っている人はいません。(現在進行形)
「宮崎夏次系の初の続きものの単行本がでてね、『培養肉くん』っていうんだけど…」
と語りだすや否や、妹はおぞましいものを見るような顔をして
「なにそれ?あんまり大きな声で言わないほうがいいよ」と言う始末…。
あんなにヴィレッジヴァンガードに平積みされて「この漫画がスゴイ」的な賞にランクインしてるのに、どうして私の周りには宮崎夏次系を読んだことがない人ばかりなのだろう…人生を損をしているぞ。
さて!愚痴を言ってしまいましたが、今回の新刊も新しい宮崎夏次系を知れた気がするので、さっそく感想レビューを始めたいと思います(^^)♪
もし宮崎夏次系という漫画家を初めて知った方や、気になっていたけどまだ読んでいない方は、今回の新刊『と、ある日のすごくふしぎ』が読みやすくておススメです☆彡
ページ最後にリンクも貼っておきますので、よかったらご参考くださいませ~♪
◇ひとことコメント
本作も最高。後味の悪い作品はひとつもありません。SF雑誌での連載や続き物の「培養肉くん」を経たためか、今までに比べてマンガ的表現が増えた気がします。
◇項目別レビュー
面白い:★★★★★
また読みたい:★★★★★
人に薦めたい:★★★★★
僭越ながらわかりやすくするためにつけさせていただきました…!
あくまで個人の感じ方ですのであしからずm(__)m
※「漫画」「マンガ」の二種類の表現を使用しておりますが、別個の意味があるわけではありません。統一されていなくて申し訳ありませんm(__)m
◇良かった点
短編なのに、読後感はサイコー!
まずはじめに、「と、ある日のすごくふしぎ」は短編集の漫画です。どれも10ページほどの短編ですが、お話がまとまっていて読みやすいです。
多すぎず少なすぎずの絶妙なページ数で、ここまで読後感のいい短編を量産できるのは、宮崎夏次系ならではの才能ではないかと思います。
移動時間や昼休みなど、スキマ時間の読書におススメです!
進化する、宮崎夏次系の表現
宮崎夏次系作品の持ち味は、そのシュールな絵柄と不安定な世界観だと思っています。そして、そんなルックスをしているマンガなのに、読んでみると哲学要素がこんもり詰まっている。そんなびっくり箱のような作品を描き上げる漫画家なのです。
初期作品では、世界観を引き立たせるような、直線で四角く囲むコマ割りでした。
その四角い枠からにじみ出る不安定な世界観を楽しめるのですが、「なくてもよくて絶え間なくひかる」(単行本 2018年発売)あたりから、ぶち抜きコマやキャラクターの感情によって線画のタッチを変えるなど、初期作品には見られない表現が増えてきました。
いままでは、直線の枠のなかに細く強弱の少ない線で描かれた背景とキャラクターで埋め尽くされていました。そこからひしめき出す、キャラクターの不安定な感情や、哲学を感じさせる壮大なストーリーを楽しむことができます。
このように、見ためと内容とのギャップが、びっくり箱のような驚きをもたらしていました。(ちなみに、初期作品を読んでる最中は強烈なトリップ感を楽しめます(笑))
そして最近の作品では、キャラクターの感情に合わせてあえてガサガサした線画にしてみたり、ぶち抜きコマを効果的に使ったりしています。これにより、初期作品のびっくり箱要素が失われたかと言われたらそうではなく、むしろ進化していると感じます。
理由は、内容に合わせて見ために変化を付けたことにより、作品の内容がダイレクトに脳内に伝わるようになったと感じるからです。
そして、読み取るのが難しい不安定なキャラクターの心情も、読んでるうちに自然と感情移入できるようになるのです。
つまり、初期作品こそ”知る人ぞ知る名作”的存在だった宮崎夏次系ですが、視覚的に伝わりやすい「漫画的表現」を取り入れたことにより、もっといろんな人が楽しめる作品に進化したのではないかと思うのです。
私のようなこじらせたオタクだけじゃなく、今以上に幅広い世代の方に読んでいただけるかもしれません。
洗練された白~グレー~黒の画面作り
宮崎夏次系は、白と黒の漫画構成がバツグンにうまいなと思っています。
絵の技量のはなしではなくて、モノトーンでコマ内の情景を伝える力があるということです。
絵を描く人ならわかると思うのですが、たとえばデッサンをするとき、どこからが黒でどこからが白なのか、表現するのは難しいものです。
私たちの目は光の三原色により、脳内で認識する映像はカラー映像です。それをあえて白と黒の濃淡に落とし込むのって、簡単なようでいて実はとてもセンスが必要なんですね。
こと漫画となると、そのセンスの力量の差は大きいのです。
「漫画」という表現方法は、ルールがありません。たとえば、青空を黒でぬっても白で表現してもいいのです。もちろんグレーだってかまわないのです。
重要なのはここからで、「ストーリーやキャラクターの心情が伝わる青空にするには、どう演出するか」がポイントなのです。黒い青空をもってくるのと白い青空を持ってくるのでは印象が異なりますよね。
要は、この白と黒の使いどころが、宮崎夏次系ははちゃめちゃに上手なんです。
個人的感想ですが、漫画の神様と言われている手塚治虫を彷彿させますね…。
以上のことから、昔からファンの方も宮崎夏次系の新たな一面を楽しめますし、初めて読む方は抵抗なく楽しめると思います。冒頭にもお伝えしましたが、初めての宮崎夏次系にはぴったりの一冊かともいます。
そして長々と語ってしまった「漫画表現の無限大さ」についてはいつか自分なりにまとめたいと思っています~m(__)m
変わらない、宮崎夏次系らしさ
初期作品と比較して、新たな進化についてを力説しましたが、もちろん宮崎夏次系らしさは健在です。
星の王子様の挿絵のようなタッチなのに、読んでいくと哲学やSF要素がてんこ盛りでうならされます。そしてキャラクターの感情がみずみずしい!しかも強烈に心に刺さる!(宮崎夏次系ファンの方なら、きっとわかる感覚なはず…!)
デビュー10年とのことですが、ずっと変わらない”らしさ”と進化していく”作品力”を感じられる一冊でした。
◇残念な点
すでにお分かりかと思いますがありません(笑)本作も最高、満点!
◇こんなひとにおススメ
全人類におススメしたいところですが、ここはまだ宮崎夏次系を読んだことのない方向けに、入門書としておすすめいたします!
初期作品は、考えさせられたり解釈に悩むようなものもありますが、こちらは読み終わったとの爽快感がすさまじいので、自信をもってどなた様にもお勧めできる一冊です!
(でも初期作品もとっても良いから読んでほしいな…)
◇まとめ
本当に、宮崎夏次系という漫画家に出会えてよかったなと思っています。
本作でまさかこんなにも爽快な読後感を味わえるとは思っていませんでした。
そういった意味で、まだ宮崎夏次系流のびっくり箱スタイルは続いているのかもしれませんね(笑)
こんな拙い言葉で語ってしまいましたが、宮崎夏次系「と、ある日のすごくふしぎ」の魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。
宮崎夏次系については近いうちにまた語りたいと思いますので、もし同志がいらっしゃいましたらぜひよしなに~(^^)
余談ですが、いつか「漫画の魅力」を自分なりに文字にしてまとめておきたいな~~~と思っています、わなかなか取り組めてないのですが…(^^;)漫画って奥が深いですね~~~☆彡;*。+
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
よければ読者登録やいいね!を押していただけたら嬉しいです(^^*)
それでは今日はこの辺で~
【お絵描き】ひま食堂 まきたひまるくんを描いてみた~
Vtuberのひま食堂、蒔田陽丸くん描いてしまいました(´ω`*)制服間違っててごめんにゃ…作業ログも録画しておけばよかった。。。
▼使ったもの
・メディバンペイント
・ipad pro
次はちゃんと蓮太郎さんも描かせていただきます…!
▼ひま食堂さんのYoutubeチャンネルはコチラ
ところで、私は腐女子属性も含むいわゆる女オタクです。二次元だけじゃなくて、”ナマモノ”と言われる三次元の方々にもはまれる人間です。(芸能人とかアイドルとかですね)
そんな女オタクとVtuberって、すごく親和性がいいと思うんですよね。
いつかまとめて書き留めておきたいのだけど、三次元にはまる女オタクというのは、「男同士がふざけて仲良くしてる~wなんかほほえましい」がはまるきっかけだと思うんですね。もちろんそれ以外のはまり方もありますが、私はまさにこれです。三次元ということは人間で、歳を重ねていくのですが、見てくれが問題ではないのです。
「あななたちの関係性にはまったのです!」
そう、若く美しい時期を過ぎたおじさんと呼ばれる男性であっても、ナマモノジャンルでは萌え対象なのですよ。
そんなナマモノジャンルもイケるぜ!って猛者たちには、Vtuberってかなり親和性が高いと思うんです。だって、普段の人間がかもすわちゃわちゃ感はそのままで、その人間に合わせたアバター(たいがいイケメン)が動いてくれるんですから。
関係性の良さ(三次元)×見た目の良さ(2次元)ときたらはまらないわけがない。
加えて、わたしはMMD大好き、セルルックアニメ大好き、自分でもLive2Dを作るくらい3Ⅾキャラクターに魅力を感じているし、むしろ科学的にも文化的にも未来を感じているんですよね。Vtuberといってもいろんなタイプがいますが、Vtuberの先駆けとなったキズナアイさんが3Dモデルを使っていたことから、Vtuberといえば3Dキャラクターと言ってもよいのではないでしょうか。
もちろん2Dで活動されてるVtuberさんも大好きです!いいですよね、イラストタッチのキャラクターが動くなんてロマンがあります!Live2Dサイコー!
私の場合、自分の「スキ!」が全部詰まったVtuberという世界、女オタク(腐女子視点含む)な私がはまらないわけがなかった…。
ということで、ひま食堂が好きです( *´艸`)(笑)あとカナハルさんも好きだな…。またファンアート描くと思うので、見てもいいよって方はぜひよしなに~m(__)m
【補足】
このページで語ることは全て個人の意見ですのであしからずm(__)m
ナマモノと一口に言いましたが、いろんなはまり方がありますよね。自分と相手の関係性にきゅんと来る方もいらっしゃいますし、わたしのように相手とその友達の関係性にきゅとくる方もいらっしゃいます。
前者の方はソロで活躍されてるVtuberさんと親和性が高いのかもしれません。私は後者のタイプなので、ひま食堂のように二人組で活躍されてるVtuberさんにグッときます。
このへんの感じ方の違いも、いつか文字にできたらな~と思っておりますm(__)m
朝からなにを言ってるんだわたしはww
それでは今日はこの辺で~見て頂きありがとうございました(^^)
書籍レビュー「古事記で謎解き ほんとにスゴイ!日本」ふわこういちろう著
私は民俗学に興味があるのですが、恥ずかしながら古事記や神道に詳しくなくてですね…。まずは日本とはなんぞや、というざっくりとしたところから理解したいと思って、「古事記で謎解き ほんとにスゴイ!日本」ふわこういちろう著を手に取ってみました。自分の読書レビューとして、感想を残したいと思います。
◇ひと言コメント
現代日本人から見ても、日本の成り立ちは興味深く、不思議なことだらけだな~と思いました。著者のふわこういちろうさんのように、お米を食べて神社に行きたくなりました(^^)
◇項目別レビュー
面白い:★★☆☆☆
また読みたい:★☆☆☆☆
人に薦めたい:★★★☆☆
僭越ながらわかりやすくするためにつけさせていただきました…!あくまで個人の感じ方ですのであしからずm(__)m
◇良かった点
図解やイラストがあり、各章がコンパクトにまとまっている
古事記や日本史が詳しくないわたしにとって、この書き方はとても助かりました。
最初から最後まで、眠くなりませんでした(笑)
口語体なのですらすら読める
ふわこういちろうさんが実際に語ってくれているような文章なので、
堅苦しくなく、頭にスッと入ってきます。
読んでいて「へ~~!そうなんだぁ」と素直に感動できました。
所要時間2時間あれば読めちゃいます♪
日本人が目に見えないものを大切にして暮らしてきたのがよくわかる
古事記や神道そのものを語るのではなく、昔の日本人の考え方が、現代にどう受け継がれているかを語ってくれます。”むかしむかし”の話だけでなく、それ以降の時代のようすや考え方の変遷を知ることができます。
神社の歴史や意義がわかる
著者のふわこういちろうさんが神社がお好きなこともあり、神社のちょっとした豆知識などが語られています。また、神社とお寺の違いだったり、祀られている神様についてなど、とても興味深く読ませていただきました。
神社は私たちの身近にあり、たくさん建てられているのに、知らないことだらけだな~と感じました。
これを読んで、神様が神社を通して今でも私たちを見守ってくれてるんだなと、
過去と現在のつながりが感じられました。
天皇(皇族)について、尊敬の念を持てる。
天照大神の子孫である天皇についても、ふわこういちろうさんの視点で書かれています。
みなさん、ご存じでしょうか…天皇は普段なにをされているかということを…。
恥ずかしながら私もこの本で知ったのですが、なんと人生を通して毎日、私たち日本人の平和と安全を、神様に祈り続けているらしです(´;ω;`)ウゥゥ
幾重にも重なった重たいお着物を着て、寒い中何時間も正座をして、祈り続ける行事があるそうです…。そして神嘗祭といって、その年に取れた新米を神様に召し上がっていただく行事のために、皇居の中では天皇御自ら田植えをなさっているそうです…!
ちなみに、その神嘗祭はつい先日「10月17日(土)」に行われました~(^^)伊勢神宮では雨の中、和装をした神宮さんたちが祭事を執り行う様子がインスタグラムに上がっておりました☆;+。
他にも天皇について初めて知ることばかりです…!天皇誕生日や建国記念日には、感謝の気持ちを天皇に送りたくなりました(^^)
日本のなりたちが大枠で理解できる
三種の神器、天皇、天照大神、神社と、それぞれのつながりがわかります。
出雲大社には三種の神器のひとつ、八咫の鏡が祀られていますが、そこにたどり着くには二人の姫神様の長いながい旅があったのです…!
一見ばらばらのように見えますが、歴史はすべてひっくるめて成り立っているのですね…。そのごく一部ですが、大枠で歴史のつながりが理解できる内容となっています。
戦後教育を残念に感じる
私たちは、学校の授業で古事記や天皇の歴史を知る機会がなくなってしまいました。
戦後のGHQ改革で、教育内容をも変更させられてしまったんですね。
そのせいで、日本人の誇りとか、考え方が今の私たちはわからなくなってしまったのです。
最近よく耳にする、「着物警察」もその一環ではないかと思います。一度日本は、歴史から「着物」という文化が消えました。伝統的な民族衣装にもかかわらず、着方がわからない人のほうが多いのはそのためです。
また、特別な日にしか着ないものという認識が定着してしまっています。そのおかげで、着こなしを目ざとく注意する「着物警察」なるものが生まれてしまったのではと、
私は考えています。
いいじゃないか、着物だって ”ただの服”なんだから(笑)
…このへんのことはまたいつか…(´ω`*)
◇残念な点
ちょっとだけ残念なのは、内容が少しライトなことかな…
私のように、入門書として読むにはぴったりだし、雑学としても楽しめますが、すでにお詳しい方には物足りないかもしれません(^^;)
◇まとめ
着物のはなしで横道にそれてしまいましたが、日本の成り立ちから現代の私たちにどうつながっているかがわかる1冊でした!
科学が進んだ現代でも、神様は見守ってくれるんだなと、”むかしむかし”が今日に繋がってるんだと感じます。
日々の暮らしを見つめなおしたくなる、おすすめの本です♪来年は近くの神社にお参りに行ってみようかなと思います(^^)
◇こんな方におススメ
・古事記に興味が持てない方(楽しく読めるきっかけになります♪)
・日本文化に興味がある方の入門書として!
・神社や天皇の雑学を知りたい方
わたしでも楽しく読めたので、「古事記はちょっと…」と嫌煙してる方も、
きっと興味を持って読めると思いますよ(^^)
私たち”日本人”として、日々の暮らしを見つめなおすきっかけになる1冊でした~!
こんな感じで、民俗学系の本も読みます(笑)
これからも気ままに読んだ本の感想レビューをつづりますので、ご興味持っていただけた方はぜひよしなに~(^^*)
それでは今日はこのへんで~
古事記で謎解き ほんとにスゴイ! 日本
9代続く呉服老舗店が手がけるきもののプロによる安心振袖フルセット。
【着物宅配レンタル専門店 きものレンタリエ】
書籍レビュー「ぼくが13人の人生を生きるには身体がたりない。」haru著
「ぼくが13人の人生を生きるには身体がたりない。」haru著
2020年8月中旬に読了しました。
ネット記事でこの本の紹介を見かけたのが、読みたいと思ったきっかけです。
話は変わりますが2年ほど前、”言葉”について興味を持っていたころ、「cotonoha」というアプリの存在を知りました。
インストールこそしませんでしたが、まさかそのアプリの制作者であるharuさんについて、数年越しに本書で知ることになるとは…。自分はつくづく、興味のある分野やコンテンツに出会う運に恵まれているなと実感しました。
さて、本書を読んだ感想を端的にあらわすとざっくりとこんな感じです。
・読みやすい
・解離性同一性障害(多重人格)のイメージが変わる
・haruさんとは
上記3つをテーマとして、さくっと感想を書いていこうと思います。
そこでひとつお伝えしたいのが、わたしは専門的な知識はありません。誤った言葉を使ってしまう可能性もありますが、ご理解いただければと思います。
また、それにより読んでくれた方を傷つけてしまう場合があるかもしれませんが、故意に行っていることではありません。ご指摘いただければ修正いたしますので、コメント欄へご意見をお寄せください。
あくまで本を読んだ感想ですので、あしからず…m(__)m
◇読みやすい
これはもうそのままですね。解離性同一性障害の専門書ではなく、あくまでharuさん(正確にはharuさんとともにいる別人格のみなさん)のエッセイです。
異なる人格を持つ人が、どうやって普段の生活を送っているのか。また、主人格いがいの交代人格は、なにを思い、自分たちについてどう考えているのか。そんな内容について書かれています。なかなか興味深いことが書かれていますが、専門的な言葉はないので楽しく読めます。
本書のほとんどが交代人格である洋祐さんが書かれているのですが、ほかの人格の方もエッセイを書いてくれています。書いた人格がだれなのか、ページ下部にキャラクターアイコンで表示してくれいているので、それぞれの人格に愛着を持って読めますよ(^^)
◇ 解離性同一性障害(多重人格)のイメージが変わる
もともと多重人格には興味があって、当事者の方のインタビューなど聞きかじっていました。
昔Youtubeで見た映像で強烈に残っているものがあって、複数の交代人格を主人格に統合するというものです。その映像では、人格統合をするために、交代人格が生まれたきっかけとなったトラウマを本人に克服させるというものでした。それがとても恐ろしくですね笑
その方は子供のころに虐待を受けており、その時の体験を思い出させるというのでしょうか、退行睡眠とでもいうのでしょうか、、、当時体験した恐怖や痛みだけを今もう一度うけるという内容でした。その映像がとても強烈に残っていたので、交代人格同士は殺伐としているのかなという漠然とした想像がありました。
ですが本書を読んでみると、haruさん以外の12人の交代人格は、haruさんを一番大切に思っていました。このあたりはぜひ本書を読んで頂きたいのですが、haruさん自身が生きることに無頓着らしく、交代人格が力を合わせて日常生活を送れるようにしたりしています。
すぐ死ぬことを考えてしまうharuさんを生かそうとしているんですね。
本書で一番印象的だったのが「みんなで力を合わせて、毎日を生き抜いている」という言葉です。そして、それぞれがやりたいことがあるれっきとした人格があるので、交代人格である自分が消えてしまう恐怖もあるようです。ですが、それがharuさんのためになるならそれを望むと書かれていました。
わたしが持っていた殺伐とした多重人格のイメージをがらりと覆すようなことが書かれていて、あらためて”解離性同一障害とは”と興味を持てる内容になっています。
交代人格の12人は、haruさんを守る家族のようでした。
◇haruさんとは
読み終わった直後に思ったのがこの感想です。というのも、本書のほとんどは交代人格の数人で書かれており、主人格であるharuさんの言葉はほんの少しでした。
haruさんの頭の中にはたえず交代人格の会話は聞こえてきているようなのですが、自ら交代人格に語り掛けたのは「あなたは誰?」とといかけた一度のみとのことです。haruさんは生に執着がないので、記憶もどんどん失っているようです。
どんな状況で何を思うのか…どんな言葉でも単語でもいいので、ぜひharuさんの率直な気持ちを聞いてみたいと思いました。
長くなってしまいましたね笑
面白い本とは読み終わった後でもたくさん考えさせられます。
私のように多重人格に興味があるという方には、とても読みやすい1冊です。また、本書では日常的なことをメインに取り上げています。もっと深刻な過去ももちろんあったそうなのですが、その辺りは省いているというのも読みやすい理由の一つかもしれません(^^)
この本を読んで、もっと医学的な面から解離性同一性障害を知りたいと思いました。また関連する本を読んだら感想を書きに来ます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
今日はこのへんで~(^^)
読書記録「ぼくらがアニメを見る理由」藤津亮太著
私は学生の頃、漫画や本、映画など、見終わった後の感想をレポートにするのが好きでした。そしてもともと論文を読み書きするのが好きだったので、感想だけはなく、考察するのも好きでした。というかもっぱらそれがメインだったかもしれません。
例えば、この演出によって観客にどういった感情を与えるのかとか、自分なりに考えてるうちに、ほかの作品と比較しだしたり…といったように、単なる感想文の域を超えきてしまっていました(笑)
そのため、形にするまでにとても労力を使っていました。…ただの自分用の感想レポなのにね(笑)妹には、普通はそんなことしないよ と呆れられています。
今回読んだ本は、そんな私が勇気をもらうというか、読まずにはいられない本でした。
これね、ただのアニメ紹介本ではないんです。ご覧ください、この厚みを!
読み応えたっぷりありそうじゃないですか~?
というのも「ぼくらがアニメを見る理由」の著者、藤津さんは、アニメ情報WEBサイト「アニメ!アニメ!」で「アニメの門V」を連載されているアニメ評論家です。
余談ですが私も学生の時はWEBサイト「アニメ!アニメ!」が大好きでした。
「アニメ!アニメ!」では、作品やキャラクターだけを取り上げるのではなく、制作会社や企業のアニメーション参入など、アニメ業界のあらゆるニュースを取り上げてくれています。
アニメーションを研究対象としている学生さんやこじらせオタクさんたちにはおススメなサイトですよ!…あ、そのような皆さんはきっともうご存じですね(^^;)
私もライフスタイルを見直して、ゆっくり「アニメ!アニメ!」の記事をまた読みたいものです。
ではさっそく本のご紹介です。
- 「ぼくらがアニメを見る理由」装丁について表紙をめくった、見返し部分です。
- 「ぼくらがアニメを見る理由」内容について
- 「ぼくらがアニメを見る理由」収録作品ついて
- 「ぼくらがアニメを見る理由」おススメポイント!①
- 「ぼくらがアニメを見る理由」おススメポイント!②
- 「ぼくらがアニメを見る理由」ここが物足りない!①
- 「ぼくらがアニメを見る理由」ここが物足りない!②
- 「ぼくらがアニメを見る理由」ここが物足りない!②
- まとめ
- おまけ
「ぼくらがアニメを見る理由」装丁について
表紙をめくった、見返し部分です。
どうですか。題名である「ぼくらがアニメを見る理由」の藤津さん的な答えがここに書いてあるんです!そしてこの答えこそ、わたしが論文並みの感想文を書きたくなる理由だったのです!!
もう手に取って買って読むしかありませんよね(笑)
「ぼくらがアニメを見る理由」内容について
「いや、アニメは見るけど、評論ってまではちょっと…」
「見るのが好きだから、制作方法とか言われてもわかんない」
ですよね。今やアニメーションは”オタク文化”ではなく”大衆芸術”として広く親しまれてます。撮影技法とかシナリオのカタルシスがとか言われたって、ほとんどの方は眠たくなってしまいますよね。
でも大丈夫です。この本は著者の藤井さんが過去にWEBサイト「アニメ!アニメ!」で連載してきたコラムを中心に収録されています。しかも作品ごとに取り上げているので、好きな、あるいは知っているアニメのトピックスを選んで読むことができます。
実際、わたしも知らない作品は読み飛ばしました。なぜかというと、その作品を知っている人が楽しめる書き方をしてくれているからです。ざっくり言うと、作品のうんちくや解説はないんです。
取り上げる作品を読者がすでに知っていることを前提としたうえで、作品のすばらしさや、アニメ業界に与えた影響力などを語ってくれています。言い換えれば、この本に自分の好きな作品が掲載されていれば、めちゃくちゃ楽しめます(笑)
「うお~このアニメ面白い!!」て感じた自分に、どうして面白いと感じたのかの答えを教えてくれます。
アニメを見て楽しんで、そしてこの本を読んで面白さの回答例を教えてもらえます。そう、2度、好きなアニメを楽しめるのです!!!!
逆に、詳しい作品解説が少ないので、知らないアニメの評論については、そこまで楽しめないかもしれませんね。
「ぼくらがアニメを見る理由」収録作品ついて
さて、この本では2010年代のアニメーション作品を中心に取り上げています。
見にくいかもしれませんが、裏表紙に取り上げている作品の一部が表記されているので写真を掲載しますね。
・スタジオジブリ
・新海誠
などのブランドアニメーション作品から、
などのファン心をくすぐる作品まで…!
さらに、
「鉄コン筋クリート」や
「花とアリス殺人事件」
「アルドノア・ゼロ」など、
革新的なアニメーション作品も紹介されています。
きっと知っている作品がひとつは取り上げられているはずですよ!
アニメーションを研究対象としていない方でも、読みやすい評論本となっております。…WEB連載からの収録が中心なので、各作品5ページほどでまとめられていますしね。
たくさん語ってしまいましたが、このあたりで「これから読む!読んでみたい!」て方向けに、ポイントをざっくりまとめてみました♪
「ぼくらがアニメを見る理由」おススメポイント!①
サクッと読める
各作品(各章)が5~10ページほどでまとまっているので、気になるトピックからささっと読めますよ。移動時間に読むのもおススメ♪
「ぼくらがアニメを見る理由」おススメポイント!②
難しい専門用語が少ない
アニメーション業界の専門用語はほとんど出てきません。出たとしても、私たちのわかる言葉で解説をしてくれています。うんちくをダラダラ語る内容ではないので、純粋に「アニメを見るのが好き!」という方も十分楽しめます(^^)
「ぼくらがアニメを見る理由」ここが物足りない!①
各章のページ数が少ない
私のようなこじらせたオタクには各作品が5~10ページの評論では物足りませんでした…(´;ω;`)ウゥゥ
スタジオジブリや新海誠監督の記事は、読みごたえがあったんですけど、他のももっとじっくり読みたかったな…。また、作品ごとではなくて、もっと大きなテーマで語ってほしいなと思いました。
「ぼくらがアニメを見る理由」ここが物足りない!②
本文の文字フォントがゴシック体
これは合う合わないがあると思いますが、、、、どうして本編文字がゴシック体なんですか(´;ω;`)ウゥゥ じっくり読ませるタイプの書籍には明朝体でしょうよ!
実は読み終わるのに時間がかかったいちばんの理由が文字フォントの件でして…。ゴシック体じゃ頭にすっと入ってこないのよ…これはWEBサイト「アニメ!アニメ!」からの収録にこだわった結果なのでしょうか…。
「ぼくらがアニメを見る理由」ここが物足りない!②
誤字脱字が多すぎる
これはいくらWEBサイトからの収録と言っても、やっぱり本になるのですからね。校正担当の方にはもう少し気を付けて頂きたかったなと思います~。
まとめ
さて!長くなってしまいましたが、まとめるとこんな感じでした~。
アニメーションを純粋に楽しんでる方は、もう一歩進んだ楽しみ方ができるきっかけになる1冊かと思います!
そして、アニメーションを研究対象として見ているぞ!というオタクたちには、やや物足りない内容かもしれませんね。
とはいえ、日本で放映されるアニメーションの様々なジャンルを網羅して評論してくれているので、一読の価値ありの本ではないかと思います!
ご興味あったら皆さんもぜひ~(^^)
そして やっぱり…と納得してしまうんですが、著者の藤津亮太さん、現在私の母校で非常勤講師をされているようです(笑)
だよな~アニメーション評論家なんていう、聞きなれない肩書きだもんな~(母校では全然普通)この妙な納得感も、手に取った理由のひとつです(笑)
それでは このへんで~(^^)
おまけ
物足りなかったから次はこれらを制覇します(笑)
読了までどれくらいかかるかな~~(^^;)楽しみだあ~♪
読んだらまた感想載せますね~(^^)
ここまで見て頂き、ありがとうございました☆彡;+。*
【お絵描き】息抜きにラクガキしました
こんばんは!naoです!
昨日はお絵描きしていました~(´ω`*)
「食休みのらくがきだから、白黒でいいか…」と思ってたのに気づいたらカラーになってました(笑)せっかくなのでブログに載せさせてください~(^^;)
とっても浮かれてる青年?のイラストができました~w
白黒で仕上げるつもりだったの線画ガサガサだ~w色のセンスがないので背景色とっても迷いました(^^;)ざくざく塗ったけど、いつもよりアナログっぽい色使いになってる気がして楽しかったです☆彡;+*
おまけで白黒線画も載せときますね…せっかく白黒で完成予定だったので…お見苦しいですが(^^;)
途中経過も撮ってたので載せますね…汚くて申し訳ないです…
明日は金曜日ですね。お仕事されてる方は待ちに待った花金!あともうちょっとだけがんばったら楽しい週末ですよ~♪私の絵を見て、週末の疲れが少し軽くなったとしたら…とてもうれしいです(^^)まだまだだけで、いつかそう思ってくれる人がいてくれたらうれしいなあ…☆彡+:*
…ていう長い独り言でした(笑)
このブログはお絵描き大好きな主が更新してます!定期的にイラストも載せますので、同じお絵描きユーザーさんがいらっしゃいましたらぜひよしなに~(^^)
それでは今日はこの辺で~~
▼使ったもの
・メディバンペイント
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