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Thisコミュニケーション第8話「VSデルウハ」【漫画ネタバレ】

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Thisコミュニケーション 第8話「VSデルウハ」

今日はひっそりと応援している「Thisコミュニケーション」の最新話のあらすじです。

SFストーリー×ハイブリット人間×元軍人×バケモノっていう世界観ですが、”コミュニケーション”とは、というものを考えさせられます。

絵もコマ割りも上手なので青年漫画好きな方ははまるのではないかと思います(^^)

ネタバレを含む内容なので、苦手な方はブラウザバックしてくださいねm(__)m

 

 

Thisコミュニケーション 第8話「VSデルウハ」

 

【前回までのあらすじ】

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左から よみ、みち、いちか、むつ、いつか、にこ

前回は、スランプに陥ったよみの記憶を操作するため、彼女を殺害しようとするデルウハの姿を5人に見られてしまいました。

 

新型イペリットが侵攻してきている危機的状況の中、デルウハVS 6人の生き残りバトルが始まります。

 

今回は、このバトルに決着がつく回です。


5人が殺害され、残すはよみだけとなった一対一の勝負、生き残ったのはデルウハでした。

 

よみはデルウハを殺して自分たちの記憶を守ることではなく、つらい記憶を消してもう一度みんなと日常を送ることを選んだのです。


そんなよみは、自らデルウハのもとへ殺されに行ったのでした…。

あらすじ本文】

~デルウハの脱出~

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怪力のよみがデルウハを思いっきり投げ飛ばします


デルウハと6人が対峙する中、先陣を切ったのはよみでした。彼女の怒りのこもった一撃で、デルウハは壁にたたきつけられてしまいます。

 

そこに、新型イペリットが所内に迫ってきていることを知らせに、所長が走り込んできました。

 

状況が呑み込めない所長に、「すべてバレた、やれ!」とデルウハが叫びます。


6人は一斉に所長のほうを見ますが、何のことかわからない所長は、ただ慌てふためくことしかできません。

 

すると、むつがデルウハがいなくなっていることに気が付きます。

 

さきほどのデルウハの発言は、あたかもデルウハと所長がグルのように見せかけ、6人の意識を所長に向けるためにしかけたはったりだったのです。


自分への注意がそれた一瞬のすきを見て、デルウハはこの場から脱出していました。

 

~6人の作戦~

デルウハを追おうと提案するいつかを、全員この部屋にとどまるべきだと、むつが制します。

 

むつは、デルウハが自分たちの記憶を操作するために、なんども殺人を行っていることに感づいていたのです。先ほどデルウハがよみを殺そうとしたのを見て確信を得たむつは、デルウハに対抗する作戦をたてます。

 

むつの推測では、今のデルウハは逃げたのではなく自分たちを殺す準備をしています。そして確実なのは、デルウハは自分たちを殺しにもう一度この部屋へ戻ってくることです。

 

いちか、にこ、みち、よみ、いつか、むつ の6人は、むつの作戦に従いこの部屋でデルウハを迎え撃つことにしました。

 

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引っ込み思案なむつが、頭脳戦で仲間5人を率いる!
最後の切り札

しかしデルウハはすでに床下に潜んでおり、彼女たちのすぐそこまで迫ってきていたのです。

 

にこ、いつか、いちか、みちが次々に殺害され、残されたのはむつ、よみの2人です。

 

むつは両目をつぶされ、床に這いつくばるしかありません。デルウハはそんなむつに銃口を向け、姿を現さないよみをおびき出すための人質にしました。

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このシーン辛かった…でもむつはこの状況でも冷静な判断をしてます

むつは銃弾を浴びせられるなか、必死にデルウハの足首をつかみます。そして最後の力を振り絞って、作戦通りよみが隠れている柱へと、音と匂いをたよりにデルウハを投げ飛ばしました。

 

全員がデルウハに負けてしまったときに備えて、自分たちの記憶を守るため、よみが最後の切り札として柱の陰に隠れていたのです。

 

~よみの本当の気持ち~

むつが渾身の力で投げ飛ばしたデルウハを捕まえたよみは、怒りと悔しさからデルウハを半殺しになるまで痛めつけました。


「人を殺すのははじめてか?」

今にも死にそうなデルウハに問いかけられ、よみはハッとします。


自分たちと違って、デルウハは死んだらもう会えません。

よみの動揺を見抜いたデルウハは、さらに言葉を続けます。

「俺を殺した記憶をもったまま、生きていけるほどお前は強いのか」

 

それでもデルウハに悪態をつくよみは、怒りと悔しさと恐怖で泣き崩れました。


よみの本当の気持ちは、デルウハの本性なんて知りたくなくて、今はまだ、さっきまでの日常をみんなと過ごしていたいのです。

 

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素直なよみの言葉、こっちも泣いちゃいます…

「お前なんか、いつか必ず、みんなで殺してやる…!」

 

そう言い放ったよみは自らデルウハのもとへ歩み寄っていき、そのままデルウハの手により殺害されました。

 

この部屋の生存者はデルウハただ一人。


そんな彼は無情にも、6人の記憶のリセット時間を計算し、血まみれの彼女たちを気にも留めることもなく放置して、侵攻してくるトゲ付きイペリットの駆除へと向かうのでした…。

 

【感想】

こんな形で決着がつくとは思いませんでした…。
まさか最後、よみが自ら殺されに行くなんて。


5人が命懸けでつないだよみへのパスはどうなるんだと思ってしまうのですが、これが本来の「コミュニケーション」だなと感じさせる回でした。


思いどおりに物事を運ぶことだけがコミュニケーションじゃないですよね。うまく伝わらなかったり、合理的に考えたらすべきではないとわかっているのに、感情のほうが勝ってしまって意外な行動をしてしまったり。

 

よみの今回の行動は、およそ人間離れしてしまった彼女の、どうしようもない人間らしさが出た良いシーンだなと思いました。


でも、よみの人間らしい行動や、6人全員が一致団結したことが、彼女たちの記憶からはなくなってしまうのかと思うと切なくなります。

 

次回、記憶をリセットされた6人とデルウハはどのような再会をするのか楽しみです。